CMSC岩手 三菱スノーダイヤモンドトライアル

2013年1月20日 安比高原スキー場駐車場特設会場

 2013年1月20日、安比高原スキー場駐車場特設会場にてCMSC岩手三菱スノーダイヤモンドトライアルを開催いたしました。3回目を迎えたこのスノートライアルですが今年はスノートライアルにありがちな、スタッドレスに磨かれた路面で後半ゼッケンはタイムが出ない、2本目はタイム更新が望めないという状況がないように、スタッドレスとスパイクを交互に走らせ、2本の合計タイムで勝敗を決するというスタイルにしました。この結果、スタッドレス後半ゼッケンでもタイムが出せるようになり、また大きなミスで順位が入れ替わるという緊急感を持って楽しく走っていただけたのではないかと思います。
 今年はCMSC青森の協力により、CMSC賞として30歳以下の本格競技未経験者の中から成績の良かった選手3名にCMSC青森&岩手が主催するジムカーナ、ダートトライアルの無料体験権が授与いたしました。これを機にモータースポーツを体験していただき、ライセンスを獲って全日本チャンピオンになっていただければ幸いです。

 会場を貸していただいている安比高原スキー場、賞を出していただいたCMSC青森、会場設置とオフィシャルに協力をしていただいたRPS100の皆様、新型ミラージュを貸していただいた東日本三菱、そして選手の皆様大変ありがとうございました。
ATクラス
 
 いわゆる普通の車で争われるこのクラス。軽からランサーエボ7GT-Aまでオートマならば排気量無差別である。1、2、3を狙うRPS100のトリプルエントリーマックス、またその中でのドラ・ナビなんでの争い、フィットでエントリーしている全日本ダートラを走る徳田選手、有利と思われるエボ7GT-Aの吉田選手と見所いっぱいであった。そのなか北向選手がゼッケン1番の路面を活かし1本目は2位の立花選手に4秒の差をつける。2本目立花選手は意地を見せクラスベストを叩き出すが届かず。北向選手が優勝を飾った。
1位:北向 寿 2位:立花 志謹 3位:藤澤 満 1位:カークラフトトーコーマックス 2位:RPS100マックス
スタッドレス小排気量4駆クラス
 
 1800CCまでの過給器付き車両と3100CCまでのNA車両で争われるクラス。実質的に普段はオフロードに参加しているジムニーと軽過給器付き車両のクラスとなった。今年は2年連続チャンピオンを獲得している小川選手が不参加、上がいなくなり昨年2位であった菅谷が1本目におよそ3秒の差を付けトップに立つ。2本目に砂子澤が4.5秒ほどつめてベストタイムを獲得するものの、菅谷も良い走りを見せ差をコンマ35にとどめた。2本合計により菅谷の勝利となった。
 
1位:菅谷 雅人 2位:砂子澤 明 3位:井上 誠 1位:Bダッシュアルト参号機黒 2位:ヴィヴィオ
スタッドレス2駆クラス
 
 昨年1本目でトップに立つも化石とも言えるFRカローラやハチロクに逆転を許した立川選手。今年は前日の体験走行から参加し路面状態をつかみ万全の状態で望んだ。立川選手は1本目で後続に約2秒の差を付けトップに立つ。ライバル視されていた全日本ダートトライアルSC1クラスチャンピオンの工藤選手はなんとミスコースのため大幅ペナルティーをくらいビリ。前年のチャンピオン角濱選手は今回のコースにFRが合わず自己ターンを作り出し下位に沈む。2本目工藤選手が意地を見せ、立川選手のベストタイムを塗り替えるも、立川選手はさらに3秒アップし勝利を決めた。
1位:立川 敬士 2位:小野寺 雄治 3位:武蔵 真生人 1位:レッドゾーンシビック 2位:ホンダ☆インテグラ☆DC5
スパイク2駆クラス
 
 その昔全日本ジムカーナでチャンピオンを獲得したことのある菊池選手が借り物のシビックで参加。1本目2位に約2秒、持ち主の松本選手に約10秒の差をつけてトップに立つ。菊池選手は2本目も磐石の走りでトップタイムを出しチャンピオンに輝いた。車の持ち主松本選手は2本目でセカンドベストを出すも1本目が響き6位と低迷。8万円のランティスを駆った柿本選手が1本目2位のタイム、2本目3位のタイムを出し総合タイムで2位となった。
1位:菊池 功悦 2位:柿本 拓自 3位:岩田 秀和 1位:秋田ダイドー松本シビック 2位:¥80000ヤフオクランティス
スタッドレス4駆クラス
 
 実質ランサー、インプレッサのクラスなる大排気量のスタッドレス4駆で競われるクラス。普段は競技に参加していない地元のスノースペシャリストが強いクラスでもある。一昨年の優勝者平野選手、昨年の優勝者小田島選手を抑え、フリーターン通過ラインギリギリのターンで1本目トップに立ったのが小原選手。2本目もギリギリを狙ったが痛恨の不通過で5秒のペナルティーとなり4位に後退。1本目で3位につけていた大島選手が2本目ベストを叩き出し総合で優勝となった。
1位:大島 義則 2位:小田島 充助 3位:平野 正志 1位:ハネナシランサー 2位:FOWインプレッサ1号
スパイク4駆クラス
 
 細い尖ったスパイクの青森勢が多数参加のこのクラス。そのうち国産スパイクが経年劣化で使えなくなり台数が減ると思われていたが、外国からの輸入品により参加台数が増えていっている状況だ。3年連続優勝は全日本ダートラでロケット三上の愛称で親しまれている三上選手。各コーナー表示板付近ではウインカーを点灯させ、わざわざ曲がる方向を示しながら走るも。1本目、2本目とも他を寄せ付けない圧倒的な走りで優勝を飾った。
1位:三上 悟 2位:佐藤 春 3位:和田 文幸 1位:みちのくオートランサー 2位:みちのくオートシュンランサー
報告:CMSC岩手 濱道